世界気象カレンダー2010年版:監修・執筆者

新たな執筆陣として、「化学天気予報で大気汚染を予測する」のテーマで、(独)海洋研究開発機構 地球環境フロンティアセンターの滝川雅之氏、「オーストラリアの熱波とダイポールモード現象」のテーマで東京大学大学院理学系研究科長・理学部長の山形俊男氏にご参加いただき、「世界気象カレンダー」はさらにテーマの視点と視野を広げました。

【世界気象カレンダー2010 監修・執筆者プロフィール】

監修・解説:

黒田 雄紀

(くろだ ゆうき)
気象予報士・気象友の会々員・狭山市生涯学習ボランティア
1933年(昭和8年)京都府綾部市生まれ、埼玉県狭山市在住。気象庁と(財)日本気象協会にて50数年にわたり気象業務を行う。特に気象庁では、1977年日本初の静止気象衛星“ひまわり”の新規業務に参加して雲画像の解析業務を担当し、衛星情報の天気予報等への利用の道を開く。(財)日本気象協会では各種の予報業務を担当し、気象予報士を目指す若い人や気象キャスターに天気予報の技術や雲画像の解析技術などを指導する。この間、ハレックス気象予報士講座の講師も担当。
 2007年には永年にわたる気象業務の功労で、「春の叙勲」を受章する。
 主な論文や共書に「熱帯収束帯から伸び出す対流性雲バンド」「日本海の収束雲と海難」「ひまわり画像の見方」「ひまわりで見る四季の気象」「気象FAX の利用法―PartⅡ―」などがある。

監修・解説:

水樹 大地

(みずき たいち)
衛星情報利用コーディネータ
1949年(昭和24年)東京浅草に生まれる。リモートセンシング(RS)技術・地球観測衛星データの利用、普及啓発、教育に関する企画・調査研究等の各種プロジェクトマネージメント、コーディネーションを行う。衛星画像データを利用した地球環境・地球温暖化問題の理解増進のためのイベント・出版等に係わる企画協力・指導・執筆、及び衛星画像コンテンツ利活用推進のためのファシリテーション活動を行う。
 著書等:「地球の素顔」(小学館 2000)、「まんが+衛星画像 宇宙からみた地球環境」(大月書店 2004)、「21世紀子供百科 地球環境館」(編集協力 小学館 2004)、「わかりやすいリモートセンシングと地理情報システム」(RS研究会)、「リモートセンシング応用事例集」(RS研究会)。

解説:

山形 俊男

(やまがた としお)
独立行政法人 海洋研究開発機構アプリケーションラボ ヘッド、
東京大学大学院理学系研究科長・理学部長
1971年東京大学理学部地球物理学科卒業、1977年理学博士(東京大学)学位取得、1979年九州大学応用力学研究所助教授、1981年~83年米国プリンストン大学流体力学研究所客員研究員、1991年東京大学理学部地球惑星物理学科助教授、1994年同大学院理学系研究科/理学部地球惑星科学専攻教授に就任、現在に至る。
 海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター 気候変動予測プログラム ディレクター(1997年ー2009年)、国際太平洋研究センタープログラム ディレクター(ホノルル、1997年ー2003年)、アプリケーションラボ ヘッド(2008年から現在)を兼務。
 受賞歴:1997年日本海洋学会学会賞、2004年米国気象学会スベルドラップ金メダル賞、米国気象学会フェロー、「最先端研究領域で活躍する16人の日本人研究者」(Thomson Scientific)、2005年紫綬褒章、2008年米国地球物理学連合フェロー、2008年Techno-Ocean Award 他多数。

解説:

滝川 雅之

(たきがわ まさゆき)
独立行政法人 海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター
1971年福岡県生まれ。2000年に東京大学大学院理学系研究科地球惑星物理学専攻において、化学輸送モデルを用いたピナツボ火山噴火の気候および化学種への影響に関する研究で博士号(理学博士)を取得。同年より独立行政法人海洋研究開発機構に在籍。2002年に全球化学輸送モデルを用いた「化学天気予報システム」を開発し、大気汚染物質の航空機観測や地上観測の支援を行うとともに、汚染物質の予測情報をホームページ上で一般に向けても公開を開始する。2007年より、日本全域を15km、関東域を5kmと、化学天気予報システムの高分解能化を行う。現在は東アジア域における光化学オキシダント濃度の越境大気汚染による影響評価に関する研究を行うとともに、光化学オキシダントの人体、農作物などへの社会的な影響に関する評価・研究を行っている。

解説:

黒﨑 明夫

(くろさき あきお)
気象予報士・日本気象学会員
1936年(昭和11年)、東京に生まれる。少年時代から天気予報・天体観測に興味を持ち、成蹊高校の天文気象部で活躍、理科職員室の定時気象観測を手伝い、米国人口衛星の光学観測隊に参加した。東京大学理学部および修士課程において気象学を専攻。気象庁においては天気予報のほか、降水量予報、米国ノア衛星と「ひまわり」の画像解析、レーダー観測等を経験。また1977年(昭和52年)から5年間在籍した宇宙開発事業団において、「ひまわり」の運用、可視赤外走査放射計(VISSR)、宇宙環境モニター(SEM)および通信機器の開発に携わり、種子島・筑波両宇宙センターにおいて打上隊に参加した。1997年(平成9年)から(財)日本気象協会において、天気、降水量、気温、風、大気汚染等の予測を担当、2006年(平成18年)から(株)応用気象エンジニアリングにおいて、主として外洋船舶向け気象海象予測を担当する傍ら、1997年(平成9年)以来、ドイツ語特許関係文書を中心に在宅にて翻訳を行う。

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